食品ロスを減らしましょう

食品ロスとは

食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物のことです。本来まだ食べられるにもかかわらず廃棄される国内の食品ロスは、年間約612万トン(平成29年推計値:令和2年発表)発生していると推計されています。
 

食品ロス減少の効果

食品ロスが増えることにより、環境へさまざまな影響を及ぼすことが心配されます。そこで、私たちが食品ロスを減らすことにより、どのような効果があるのでしょう。

1.二酸化炭素排出量の減少
食品ロスが減ることにより、ごみの量が減り運搬や燃焼のために使う化石燃料の使用量が減ります。そうすると、地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出量を減らすことができます。

2.経済効果
商品ロスが減ることにより、ごみの量が減り運搬や焼却のために使う化石燃料が減り、焼却炉の維持管理費を減らすことができ、無駄な支出を減らすという経済効果があります。

3.世界の食糧不均衡の解消
私たちは輸入食品も食べています。輸入食品の食品ロスを減らすことにより、その分を食料が不足している国々にまわして、飢餓に苦しむ子どもたちを救うことができます。

4.バーチャルウォーター(仮想水)の減少
食品を輸入することは、現地の農地で使用した水(バーチャルウォーター)も間接的に輸入することになります。そのため、輸入食品の食品ロスを減らすことは、現地の水を守ることにつながります。

食品ロスを減らす方法

1.必要に応じた買い物をしましょう
必要なものを、必要な時に、必要な量だけ購入するようにしましょう。買い物に行くときは、冷蔵庫の中をチェックしてから出かけてみましょう。

2.食材などを上手に料理しましょう
食材を最後まで使い切るように心がけましょう。また、食べきれなかった場合には、他の料理に作り替えてみたり、献立や調理方法を工夫してみましょう。

3.外食ではこんなところに注意してみましょう
宴会などでは食べきれず、ごみとして捨てられてしまうものが多くなります。次のポイントを参考に、外食時(宴会など)の食品ロスを減らしましょう。
・まずは食べきれるだけの適量注文をしましょう。
・開始30分、終了10分前などは、席を立たずにしっかり食べる時間を作りましょう。「3010(サンマルイチマル)運動」の実施。
・食べきれない料理はみんなで分け合いましょう。
・それでも、食べきれなかった料理は、お店の方に確認して持ち帰りましょう。

4.それでも出てしまう食品ロスの処理
家庭でコンポストがあれば堆肥として利用できます。
町では、生ごみ減量化を推進するため、コンポストや電動生ごみ処理機購入者に助成を行っています。
詳細は下記リンクをご確認ください。

食品ロスダイアリーアプリ

NPO法人ごみじゃぱんが作成した「食品ロスダイアリーアプリ」は、環境省環境経済の政策研究事業で開発されたパソコン又はスマートフォン・タブレット等用の無料ウェブアプリです。

食品ロスダイアリーに入力することにより、週を追うごとに食品ロスを削減させる傾向があるとNPO法人ごみじゃぱんの調査からの知見がでています。(「食品ロスを減らそうという意識」や「買い物の意識や行動に変化があり、買い物が計画的になる」等によるもの)

【食品ロスダイアリーアプリでできること】

(1) どんな食品を食品ロスとして捨てたのかが簡単に記録できます。
(2) 1週間でどれくらいの重さを捨てたのかが見ることができます。
(3) 食品ロスを金額換算して見ることができます。
(4) 我が家の食品ロス量をアプリ登録者全員の平均と比較できます。
(5) 食品ロス量がどのように変化しているのかを1週間ごとに見ることができます。
(6) 過去にどのような食品をどの程度の重量捨てているのかの記録を一覧で見ることができます。

食品ロスについてもっと知りたい方は